レスポンスコピーブログ

レスポンスコピーブログ 「あなた、正解です・・・」を読んで
http://www.theresponsecopy.jp/?p=20#comment-3241

「あなたが必要とされている!」いい言葉ですね。

でも最初読んだ時、「あなたを必要としています」と誤読してしまいました。

「士は己を知る者のために死す」(史記 刺客伝)という言葉を思い出しました。

「七つの習慣」に「理解してから理解される」とあるように、
非常に自分自身を理解してもらうことは大切であり、難しいと感じるこのごろです。

求人で募集しているにもかかわらず、応募してやとった人を平気で使えないと言ってクビを切り、仕事が少なくなれば社員といえどもリストラがあたりまえのようになってしまった。

経営者に徳がないと利を貪り、共存共栄という意識がなくなる。ガン細胞のようにまわりのバランスを無視して増殖しつづける。行くつく先は死あるのみ。人間のガンにたとえたように、地球という環境を無視して、大量生産、大量廃棄、環境破壊を続けていけば、地球の生命体が滅びてしまう。

ぼくらはけして一人で生きているわけではない。
今あるすべてと関わりがあって存在している。
無意味なものはない。
ただ無関心で意味に気づかないだけ。

いつから思いやりの心が馬鹿らしく思うようになったのだろう?
いつから他人の喜びを自分の喜びとせず、妬むようになったのだろう?
いつから他人の苦しみを気にせず、無視できるようになったのだろう?
いつから余計なことを考えず、言われたことだけやるようになったのだろうか?

「あなたが必要とされている!」の一言でふと考えました。



ある貧しい農夫が、飼っていたガチョウの巣の中に
キラキラと輝く黄金の卵を発見した。

最初は誰かのいたずらだろうと思って捨てようとしたが、考え直し、
念のために市場まで持っていくことにした。

すると、卵はなんと純金だった。
農夫はこの幸運が信じられなかった。

翌日も、同じことが起きた。
来る日も来る日も、農夫は目を覚ますや否や、
ガチョウの巣に走っていき、新しい黄金の卵を発見した。

やがて、農夫は大金持ちになった。

ところが、富が増すにつれて欲が出て、せっかちになっていった。

一日一個しか生まれない黄金の卵が待ち切れず、ついにガチョウを殺し、
腹の中の卵を全部一気に手に入れようと決めた。

そして、いざガチョウの腹を開けてみると中は空っぽだった。

黄金の卵はもちろんなく、そのうえ黄金の卵を手に入れる手段さえも、
農夫は失くしてしまったのだ。

黄金の卵をうみだしてくれるガチョウを殺してしまったのだ。





これは、僕の好きな本、
「7つの習慣」に出てくるイソップ物語。

『P/PCバランス』

という、成功法則の基礎を比喩したものです。

・Pとは目標達成。
例えば、毎月100万円稼ぐ、というようなこと。

・PCとは、目標達成能力。
例えば、毎月100万円を稼げる「能力」のこと。

”多くの人が目標に到達できずに失敗するのは、
Pに焦点を当てすぎて「P/PC」のバランスが崩れているからだ”

と、著者のスティーブン・コヴィーは言っています。

畑を耕して種をまいて、日々世話をしなければ(PC)、
実(P)を収穫し続けることはできません。

お客様との良好な関係(PC)を保っていなければ、
安定した売上(P)を上げることはできません。

ガチョウ(PC)を育てなければ、
黄金の卵(P)を手に入れることはできないのです。



ところで車ってなんであんなに高いんだろうか?どこかで聞いた話だが、よくよく考えてみると、車って鉄の塊なわけ。だから、そんなに高くなるはずはない、という意見もある。車の製造工程には詳しくないが、たしかに100万円の車と、1000万円の車、作り方にそんなに違いがあるとは思えない。よね?


車の本来の機能としては、輸送手段というのがメイン。つまり、僕ら人間をあるところから別のところに移動させてくれるとっても便利な機能だ。この点から言うと、100万円の車と1000万円の車で差はほとんどない。どちらも、輸送機能としては完璧だ。


ところが一方の車は1000万円。

一方の車は100万円。



何故だろう?レスポンス読者のあなたにはもう答えは分かっているかもしれない。これはビジネスで最も重要な原則なのだ。つまり、、、人は、機能を買っているわけではない。それ以外のベネフィットを買っているわけだ。

ウォンツとニーズ


これはウォンツとニーズという話につながる。ビジネスをしていく上で大切なのは、ウォンツ商品を売ることである。ニーズ商品ではない。ところが世の中の言葉として、「顧客のニーズが・・・」などと言う話が良く出てくる。だから、多くの人が顧客が必要(ニーズ)としているものを発見して、それを提供しなければ成功しないと考えている。


これはビジネスで最も大きな間違いである。


人はニーズは買わない。ウォンツを買う。これが鉄則だ。そして、ほとのどの人がニーズと呼ぶものは本当はニーズではない。我々の生活に必要なものなんてごく少数なのだ。そして、ほとんどの日本人は、生活に必要なものはすでに手に入れている。


例えば、米とか食料系、住まい、冷蔵庫、洗濯機などなどはニーズにあたるかもしれない。しかし、これらがなくなったら生活に支障をきたす。しかし、それ以外のものはどうだろうか?1000万円の車を買う人は必要だから買うのか?


違う・・・


欲しいから買うんだ。考えてみよう。お金の問題がなかったら、あなたは100万の車と1000万の車どっちを買うだろか?多分1000万じゃないだろうか?・・・だとしたら何で?輸送手段という機能はほぼ同じにも関わらずなんでそっちを買うの?


あなたが最近買った買い物を思い出してほしい。何でそれを買ったの?必要だったから買ったの?最近、僕はモンブランのペンを買った。これがまたイカしてるやつで・・・ってそんな話はいいんだが、これって必要か?


100円のペンがそこら中に散乱していて、会社にいけば、いくらでも落ちているのに、必要か?100円のペンじゃ書けなくてモンブランのペンじゃ書ける文字とかでも存在すんのか?・・・もちろん、しない。


ここで、僕がモンブランのペンを買った時の心の声を紹介しよう・・・


小川の心『あ、このペン良さげだな』


小川の心『でも、今使ってるのもあるしな、、、』


店 員『このモデルは最近出たばかりなんですけどね、重厚感があるんですよ。持ってみてください』


小川の心『ほんとだ。触り心地が違うな。今のペンとは、、、』


小川の心『そういや、1本壊れてるしな。』(既に3本買ってる)


小川の心『でも、こないだ増田さんがジョンレノンのモデルを買ったとか言ってたしな。あいつが買ったなら、オレも買ってもいいんじゃないか。』


小川の心『でも何本も持ってもな・・・欲しい』


小川の心『使うかな・・・・欲しい』


小川の心『無駄遣いじゃないかな・・・欲しい』


小川の心『今のペンの方が使い勝手は、、欲しい』


小川の声『これ、ください!』


と、こんな感じである。この心の声を聞いてもらっても分かるように、あきらかにウォンツで買っている。しかも、前半戦は理性的だが、後半戦のウォンツの巻き返しに注目していただきたい。途中、増田さんが買ってるからオレも買っていいという理不尽な理屈まで登場している。僕はこれと全く同じようなペンを既に3本持っている。3本あれば、基本、書くことには困らない(当然だ)


ニーズじゃない。ウォンツなのだ。


そして、この愚かな小川の購入経験から分かることは、ウォンツ商品と言うのは終わりがない。欲しいという欲求には終わりがない。なので、3本持ってて、明らかに必要ないにも関わらず、また買ってしまうのだ。さらには、ウォンツ商品はニーズ商品よりもはるかに高価格である。


ニーズにアピールするのが100円ボールペンならば、ウォンツにアピールするペンはその1000倍以上の値段がつく。


ニーズ商品は一般的に価格が低い。必要なものなんだから、”必要最低限”という言葉どおり、最低限のお金しかかけたいとは思わない。だから、価格競争になって、値段は底まで落ちていく。そして、ニーズには終わりがある。ニーズは満たされたら終了だ。冷蔵庫1個買ったら、家電量販店に行って2個目、3個目が欲しくなる人なんてほとんどいない。


ビジネスの黄金の教訓


ウォンツ商品を売る。ニーズではない。自分が売っている商品はウォンツにアピールするものだと考える。


-小川忠洋



「この人はこう言っている。でもこの人はこう言っている。」
双方が矛盾するようなことを言ってるんですが、
どっちを信じればいいんでしょうか?
という質問。
確かに、混乱させられますよね。一体どっちが正しいのか?自分はどう動けばいいのか?こんがらがってしまいます。
ヘッドラインは長い方がいい、と言っている人もいるし、短く注意を引く単語を使え!と言っている人もいます。
自分を安売りするな!と言っている人もいるし、まずは無料でサービスを提供して人間関係を作って仕事を獲得しろ!と言っている人もいます。
こういうことって、色々勉強をしているとよくありますよね。さてさて、どうすればいい?どっちかが間違ってるんでしょうか?どっちかが合ってるんでしょうか?もし間違った方を信じたら、失敗してしまうのでしょうか?でも、

そもそも、なぜ、違う事を言うのでしょうか?

理由#1
環境や時代、マーケットの状況の違い。

状況は刻々と変わります。だから、その「ノウハウ」は変わっている可能性があります。あるいは、ある特定の状況でしか使えない、または、特定の状況であれば使えない、というようなものかもしれません。そう言う場合は、違う人が違う事を言うのは当然です。そこは冷静に判断する必要があります。
理由#2
多くの場合、テクニックである。

この「違うことを言っている」というのは、単なるテクニックの議論である事が多いです。例えばヘッドラインが長い方がいい、とか、短い方がいい、というのは、ヘッドラインの書き方、「ハウツー」です。
テクニックと対極にあるのが「本質」ですが、ヘッドラインの本質と言うか目的は、見込み客の注目を集める。ということ。見込み客の注目を集めるという目的を達成できるのであれば、ヘッドラインを使うわけなので、長くすべきか短くすべきかで、あまり考え込むような必要はないのです。
長いパターン、短いパターン、どっちの場合でも反応が取れてるということなんだったら、どっちの場合でも注目を集められてるんだったら、どっちでもいいわけです。本質的なことを押さえていれば、細かなテクニックの部分の議論で困る必要はありません。
理由#3
価値観、考え方が違う

価値観や考え方の違いである事もよくあります。人は色んな本、教材、セミナー、人、経験から影響を受けて、自分自身の価値観を作っています。人間全員、それぞれ個別の価値観や考え方を持っているわけですから、違う事を言うのは当然のこと。
アドバイスをくれる人は、それぞれの経験からアドバイスをくれるわけですから、どっちも正しいのです。どっちも合ってるんです。

どう、対処していけばいいのか?
答えは簡単。よさそうなもの、自分の考えに合うもの、納得できたものを実際に素早くやって、検証してみる事です。 ヘッドラインの場合だと、長いバージョンでやってみる。もっとコンバージョンを上げるために、じゃぁ今度は短いバージョンでテストしてみる。そういうやり方をすればいいだけのことなのです。
考えてみましょう。
2人の人が違う事を言っている場合、どっちかに絞った所で、その人の言う通りにやると必ずうまくいくのでしょうか?逆に、10人中10人が同じ事を言っている場合、彼らの言う通りにやれば必ずうまくいくのでしょうか?
何事においても「必ず」とか「100%」ということはありませんよね。
例えば、インターネットでビジネスをするなら、2011年は絶対に「ビデオ」を使うべきだ。ということを、エキスパート10人が10人とも言っていたとします。絶対にビデオだ!ビデオを使わないのはダメだ!ビデオのスキルをマスターすべきだ!と。
じゃぁ、ビデオを使えば100%うまくいくのか?というとそういうわけではありません。例えば僕らがテストしているページでも、実はビデオを入れているページよりも入れていないページの方がコンバージョンが高いケースがあります。
なぜ、ビデオの方がダメなのかの理由は、予想でしかありません。動画の内容が良くないのか?動画を入れることによってページのロード時間(表示されるまでの時間)が長くなっているのが問題なのか?マーケットの特性なのか?はっきりとはわからないのです。でも結果としては、ビデオを入れたらコンバージョンが下がった、ということです。
あるいは、「ビデオをやらないと!」と色々調べたり機材をそろえたり、スキルを学んでいるうちに時間とお金をムダにして、販売のチャンスを逃したり、売るタイミングがずれてキャッシュフローが悪くなる、という失敗をするようなケースもあるでしょう。
逆に、ビデオを使う事で劇的にコンバージョンがアップしているケースもありますし、時間が短縮できているケースもあります。
この場合事実として言える事は、ビデオを使うとコンバージョンが上がる「場合がある」ということ。だから、「ビデオを使うべき!」というのは、100%正しい言い方をするならば、コンバージョンを上げないといけない」という課題があったとき、「ビデオを使う」という「アイディアがあるよ」ということなのです。

つまりやっぱり、やってみて「自分の場合はどうなのか?」を試すしかありません。100%絶対はありません。また、アドバイスをくれる人の「教え」の通り、100%完璧に最初からできることはまず、ないでしょう。コピーの書き方を学んだだけで、教わった通りに最初から100%完璧に書けるはずがないように、ほかのことも同じこと。
どちらにせよやってみるしかないのです。

事例を教えてくれ、病。
ノウハウを知ると、「じゃぁ、事例を教えてくれ」という人もたくさんいます。「成功事例は?」「失敗事例は?」。事例セミナーなども盛況ですよね。
でも僕は、事例にとらわれるのは悪だと思っています。特に、自分が聞いたノウハウが果たして本当にうまくいくのか?の「検証」のために事例を知るのは、無意味だと思っています。
なぜなら、やっぱりこれも、やってみるしかないから。
海外事例を知ったら、今度は日本での事例を知りたがる。日本での事例を知ったら今度は自分の業界での事例を知りたがる。でもそれって、全然意味がありません。成功事例の通りにやってみても、失敗する可能性だってあります。
もし最も参考にしやすい同業界の事例まで調べて同じ事をやるのは、いわゆる「パクリ」というやつです。(ちなみに業界内でパクリ合って、業界全体が自滅していく状況のことを、ダン・ケネディは「マーケティングの近親相姦」と言っています。)
革新的なアイディアを探すために、事例を見るのはいいと思います。そこから自分の頭を使って考えて、自分のビジネスに応用できることはないかを考える。それを小さいリスクでどのように試せるか。どのように簡単にテストできるかを考えて、素早くやるのが成功パターンです。
でも、やたらと不安を消そうと事例を集めまくったり、調べまくったりするのは、単に臆病なだけ。

ノウハウとは結局、自分で作るもの。
ノウハウとは体験して積み上げていくもの。
勉強やインプットで成果が上がる事はありません。
成果を出すのはアウトプットです。実践実践またまた実践。できるだけ早く、たくさんの失敗をすることが、早く、たくさんの成功を生むのです。

その失敗体験、成功体験が、あなただけのノウハウになるのです。
準備し過ぎて、前に進んでいない、ということはないでしょうか?思い切って、ほんの小さな一歩でもいいので、前に踏み出してみましょう。小さな階段を一段でも上れば、回りの景色は変わって見えますよ。




0 件のコメント:

コメントを投稿